『愛と歓喜の数式「量子モナド理論」は完全調和への道』（初刷）をご購入された方へ - 2023.07.04
紺碧の磔刑
人間の進化シリーズ
| 著者・編者・話者・翻訳者など | 伊吹 龍彦 著 |
|---|---|
| ジャンル | 小説・エッセイ > 小 説 |
| 出版年月日 | 2008/06/01 |
| ISBN | 9784896342369 |
| 判型・ページ数 | 四六・494ページ |
| 定価 | 本体2,600円＋税 |
| 在庫 | 在庫あり |
伊吹龍彦の作品にみる吟味された語彙の深さ、叙情性、描写の美しさは、芸術に必要なナイーブさと純粋さと品格の表出とみる。彼の文学は、芸術が求めるべき人間の本質を追究しつくし、それが哲学的文学にまで昇華されている。彼には、そう、本物が宿っているのだ。ここには心がひきさかれそうな辛い描写がある。それが心を騒がす。しかし、必ず、「愛」によって救われる。行間からはジャズがこぼれ流れるようだ。終章など壮大な交響曲だ。著者の心の奥底からの叫びが聞こえてくるようだ。この文学に出会えた人は、生きることの本当の意味を知るだろう。本当に心から人を愛したものにだけ、「まぎれもない朝」がやってくるということを。「愛が力であり、愛だけが永遠」だと。エンディングには神が宿っていると思うのは私だけではない筈だ。
伊吹龍彦 著 08年06月刊
伊吹龍彦 著 08年06月刊
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