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天上(あまかみ)十印 著 税込1.575円 08年12月刊
そういう中で、実は、世の中全体が、仏陀やキリストの示した道を歩ませるように進んでいるとしか思えないのです。 釈迦は、出家して普通の人間が回り道して進む人生の苦しみを、凝縮させて味わうことで、一気にいろいろなものをつかんだと思うのです。しかし、誰もが、この社会から隠遁して、同じマネをするわけにはいかない。しかし、世の中全体が、どうも、在家をしながらも、そういう人生を歩まなければならないというような状況に進んでいるとしか思えないのです。 真理をつかむためには、やはり、のほほんとした人生では、不可能だと思います。仏教やキリストの本質というのは、要するに、真理からはずれていくほど、人間は不幸になるということだと私は解釈しています。それは、これまで人類が何万年もかけて進化してきたのと同じような遅々たる歩みなのかもしれませんが、人間は、少しずつ、真理を悟る方向に進んでいくのではないでしょうか。 そういう中で、このような本が出てきたことは、やはり、自分の考えも、そうずれてなかったのかなと、独りよがりに思いました。
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