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紀元2世紀末のユーラシア大陸東部。秩序を失った支配層に対し、“志気”ある人々が集い織りなす一大スペクタクル!!
すべては、無からはじまった。
黄土高原の南に無窮に拡がる国、中国。
かつて、ここには緑原、黄土、堅岩、河水が大いなる天のもと、地上で無造作に勝手気ままに呼吸をしているだけであった。
人間などの入り込む余地は何処にもなく、ただ、天と地のみであったのである……。中略
はじめは一方的に押されていた高順も、槍戟を三十合ほど交えたくらいから、呂布の方天戟にかすかな隙をみいだした。
さすがは河陽以来、着実に腕を上げてきた男である。
(今日のアニキは、左から大きく月牙で斬り込んでくる時、右の脇腹ががら空きになるな。よっしゃ、そこをいっちょういったるか!)
斬り結ぶこと三十五合目であった。
呂布が左腕一本で地上二尺(約46センチ)の低いところから、一気に高順の右顔面めがけて、眩しく光る月牙をぶち込んできた。
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