> 亡国50年、主権在米。国民主権はどこに消えたのか。新党は新政策から生まれるものであり、代議士の頭数から生まれるものではない。
20世紀最後の巨人
    坂口三郎ひさびさの獅子吼!
望みなきに非ず=日本で哲学が成立。
 昔、私は20世紀は、マルクスと、日露戦争と、アインシュタインで始まったと書いたことがある。そのマルクスは今や影だけを残して消えていった。マルクスに対抗したケインズも風の如く消え去った。
 日本はロシアの侵略を阻止し、有色人種でも白人の帝国主義に勝てることを実証して全世界の植民地における民族の解放と独立の端を開いた。これによって孫文も、ガンジーも、ナセルもトルコ人民も一斉に奮起した。そして第2次大戦における日本の参戦によって地球上の全世界にそれが実現した。(後略)本文より

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         坂口三郎 著





 20世紀分析


 「「 宗教自滅・哲学成立 「「




                                   明窓出版



















   推薦の言葉
●●●●●推薦の言葉の中身●●●●●

































    望みなきに非ず=日本で哲学が成立

     (一)

 昔、私は二十世紀は、マルクスと、日露戦争と、アインシュタインで始まったと書いたことがある。(後述)
 そのマルクスは今や影だけを残して消えていった。マルクスに対抗したケインズも風の如く消え去った。
 日本はロシアの侵略を阻止し、有色人種でも白人の帝国主義に勝てることを実証して全世界の植民地における民族の解放と独立の端を開いた。これによって孫文も、ガンジーも、ナセルもトルコ人民も一斉に奮起した。そして第二次大戦における日本の参戦によって地球上の全世界にそれが実現した。
 その日本が日米戦に負けて亡国五十年、主権在米、いまなお米軍の占領下にある。
 アインシュタインの発明した原爆と、それを利用した原子力発電によって、科学者達はこのままでは地球の破滅、生物の絶滅、人類は二十一世紀を見ることができない、と予測し、警告している。

























二十世紀分析
        、、 宗教自滅・哲学成立 、、   ◎ 目次



 序章    知識の時代の破滅

 (一) 破滅の世紀末
 (二) 知識の狂乱と知恵の復権
 (三) 宗教と、信仰と、迷信
 (四) 無学な大学者、ファラデーの知恵
 (五) 学者の知識を軽蔑した知恵の人、二宮尊徳

 第二章   歴史と文明の原点と構造

 (一) 人体は歴史と文明の集結体
 (二) 人間は迷信に狂う唯一の動物
 (三) 人類は四季、昼夜、常時、断えず、発情している特殊動物
 (四) 人間は『おかね』を使う唯一の動物
 (五) 古典の知恵と、現代自然科学の知識の一致

 第三章   ヒットラーを国民的英雄にしたのはアメリカ議会である

 (一) 植民地主義の内乱
 (二) A・B・Cラインと日本
 (三) 又も驕れるアメリカの愚行
 (四) アメリカの野望と日本の被害と惨禍
 (五) 東京裁判は裁判ではなく軍法会議

 第四章   亡国五十年・主権在米

 (一) 狂っている学者・腐っている政治家
 (二) 神州・独立の民
 (三) 国家主権の空白と迷信の横暴
 (四) 神州・無神論の国の民
 (五) マスコミテレビの功罪
 (六) 真面目で、秀才で、アホウな人々

 第五章   日本帝国内閣総理大臣臨時代理マッカーサー

 (一) 南方作戦と私の基本戦略
 (二)) 高邁なる天皇・聡明なるマッカーサー
 (三)) 永久戦争を期待する国連
 (四) 宗教からの解脱と哲学の時代
 (五) 自然科学は神学の迷信から生まれた鬼子
 (六) 人間を宗教から解放する哲学

 第六章   男女平等か 男女同権か
      =横着な男達と、愚かな女達=

 (一) 人間社会の基礎は常時発情の性欲
 (二) 家庭の実力者で、社会でアホウな日本の女達
 (三) 夫婦別姓で天下大乱を招いた二人の女
 (四) 金と票に狂った亡国政党の横行
 (五) 衆議院は女院に、参議院は男院に
 (六) 三権分立の確立及び宮内庁に顧問府を創設

 第七章   日本独立・国連解散・地球政府創設
       =破滅の二十世紀からの脱出の道=

 (一) いじめと差別百四十年
 (二) 日本の独立は世界平和の原点


























    序章 知識の時代の破滅






    (一)破滅の世紀末


 私が、『経済維新の理論』を書いて、経済学は科学でも学問でもないと書いてセンセーションを起こしたのは昭和十七年、三十五才のときだった。その私は今八十八才、先日米寿を祝って貰ったから既に五十三年経ったことになる。そして今も経済学は新興宗教の如くいかがわしいもので、現在の経済動乱に対して何の役にも立たない。
 戦後も何冊も本を書いた。そして今までのイデオロギーも、社会科学も、経済学も哲学も、宗教も、全部ウソ八百で、今やすべてが『御破算の時代』であると書いたのが昭和五七年(一九八二)だった。(これは東大で行った講演の要旨である)
 それから六冊の本を書き、御破算のあとにどうあるべきかを明らかにし、大結論として『世界学の哲学』を書いたのが平成三年、今から五年前のことであった。
 しかし世の中は益々混迷し、破滅の時代に直面したことは世界の誰もが認め、人類史の終焉、歴史と文明の消滅、と叫び、戦々兢々と全人類が不安に脅えつつ、迷信に頼り、オカルトにしがみつき、殺人狂の集団が宗教教団を名乗って、益々人々を恐怖に駆り立てている。

    (二)知識の狂乱と知恵の復権

 松下幸之助は本を読まなかった。小学校四年修了で九才のとき大阪に丁稚奉公に出てきた彼には、頼るものは自分の知恵しかなかった。本による知識や有名人の情報は何の役にも立たなかった。只管自分で考え自分で工夫するしかなかった。彼は一生これを貫いた。これこそ彼が成功した最大の原因である。
 正力松太郎もこれだった。東大出の高級官僚から全く異質の世界の新聞社に入った。そのため後藤新平の恩義に応えなければならぬという強い責任感があった。
 どうしても読賣新聞を日本一、世界一のものにしなければならぬ、という使命感が強烈にあった。そのため彼は日夜知恵をめぐらした。
 同盟通信社の古野伊之助社長とは仲が悪かったが、その古野は私に「正力は私欲はないが社欲心の強烈なことには頭が下がるよ」と、感心していた。僅かに三十五才の私を同盟通信社から、論説委員として最高給を以て迎えたのもその一例であった。これを知った古野は、松本重治編集局長その他の幹部を集めて「何故坂口を逃したのだ」と叱ったという。
 人間の心の関係というものは面白いもので、それから私は古野から信頼されて会談し、時には、「私の方から出向いて行くがどこがよいか」とまでいわれるような仲になった。
正力もこれを喜び、私は仲の悪いマスコミ界の大御所の間で超電導現象(仲介役)を起こしたのであった。

    (三)宗教と、信仰と、迷信

 釈迦族には文字がなかった。故に、釈迦は書くことも読むこともできなかった。三十才で人生に疑問をもちその煩悩から解脱するために出家し、僧について、信仰と苦行によって安心立命を得ようとした。
 ところが、それが何の効果もないことを知ってこの苦行僧達と別れ、若い女性に誘われるままにその家に入り込み、食事を与えられ休養の後、健康を回復し、気分も常態に復して一切の知識を捨てて知恵をこらしている間に悟りを開いた。
悟りとは理解と認識であって信仰ではない。ここに宗教学の重大な根本問題が解決されているのだ。
 私は数十年前にこれを明らかにしたが、信仰を以て宗教と思い込んでいる宗教学者達にはまるで理解されなかった。
 宗教法人法、及び憲法はこの点を明らかにしないで、信仰の自由を保障したから混乱した挙句、愚論と駄弁で騒ぎ立てているのである。
 もう一度言うが二十世紀になって、精神分析学の創始者フロイトは「信仰は神経症にかかった精神異常であって精神病である」と明らかにしたので、一神教信仰のキリスト教団から、昔のガリレオ・ガリレイ以上の残酷な迫害を受けて逃亡生活を続け、イギリスに逃げ悲惨な一生を終った。そのキリスト教国で今、精神分析療法が最も盛んだというから皮肉なものである。

    (四)無学な大学者ファラデーの知恵

 現代の電気学の基礎を築いたファラデーは家が貧しくて小学校にも行けなかった。
松下幸之助は小学校四年生まで行ったから読み書きはできたが、ファラデーは全くの無学であった。その彼の知恵と工夫が、誰にも手がつけられなかった電気学を築きあげたのであった。
 後年、マックスウエルがファラデーのこの大業を検証し、高度の高等数学が駆使されていることを証明した。勿論、ファラデーは数学の知識はゼロであった。
 即ち、ファラデーは数学の知識は全くなかったが、その知恵と工夫によって数学を彼独自の方法で構成したのであった。
 このような勘とか知恵とかいわれるものは生物の生命に根ざすものであって、本来生物が皆もっているものである。草木は地中に根を張って水と養分を吸収し、太陽に向かって葉を拡げ光合成を盛んにし、花を咲かせて芳香を放ち、蝶や蜂を誘って生命の存続発展に協力して貰う。これはみな、植物の知恵であり、大学で習ったことではない。
 鮭は海洋を泳ぎ回った後、生まれ故郷の川に帰って産卵する。渡り鳥も気候の変化に応じて何千キロという長距離を飛行して生まれ故郷に帰って来る。
 これらのことは何れも知恵に頼るものであって知識に頼るものではない。
このように、生物には迷信も宗教もない。人間だけが迷信をもっていて迷い、狂い、苦しむ。これは人間が言葉を話し文字を書くようになったからである。これが知識や情報をつくり出し、聖書やコーラン等の文書となり、迷信を固定し、知恵や勘の働きを抑圧して歴史と文明の発展を歪曲し戦争、弾圧、殺し合いに発展する。
 「日本の神道には経典もなければ教義もない。だから優れているのだ」と本居宣長は指摘している。このように外来思想にきびしい批判をしてきた宣長の意見は極めて明確である。

    (五)学者の知識を軽蔑した知恵の人、二宮尊徳

 『我は天地の書かざる経を読む。学者輩の論説を採らず』と二宮尊徳は豪語した。
 四十年前、参議院議長河井弥八は日本報徳社の社長を兼ねていた。その在任中に尊徳の百年祭を盛大にやりたいと考えて議長公邸を本部にし、有名な博学大家を集めて企画を進めた。しかし当時はマルクス・レーニンの全盛時代、ケインズが経済学のリーダーで、尊徳は封建時代の遺物くらいにしか考えられてないころだったので三千万円の募金も僅かに三十万円しか集らず、頼みとする三越も会場の提供を断わり、他に有力な応援者も引き受けてくれるところもなかった。
 或る日、河井議長から私に会いたいと申出があったので議長室に行ってみると、「あと三ヵ月しかない。これでは中止するしかない。全権限を君に一任するから何とかしてくれ」ということであった。そこで、
 「おっしゃる通り私は三年も会合に出席して見てきたが、これを実現できる者は私しかないと思う。しかし、成功すれば報徳屋さん達から憎まれ、若しも失敗すればザマ見ろ、といって嘲笑される。お断りします」
 といったところ河井は
 「一切の責任は私がとる。誰にも一言も介入させない。これはラジオを通じて私があなたに全権を一任したことを天下に宣言する」
 といわれたので、その窮状を察してラジオ放送にも出席して、これを引受けたのである。
 そこで私は読賣の正力松太郎と、三越の岩瀬社長に支援と協力を求め、カメラマンやスタッフを引きつれて今市から掛川まで尊徳の遺跡を調査し、予定通り尊徳百年祭を実現させた。そして岩瀬社長に「三越始まって以来の盛大、且つ、有意義な催し物になった」と感謝された。後に尊徳の思想を検討し、『日本人の知恵』という本にしてダイヤモンド社から出版したところ、六版を重ねるに至り、これで尊徳は勤倹力行だけの一百姓ではなく、世界に誇る大思想家であることが広く知られたのであった。
 尊徳が勤勉な一農民だけにとどまらず優れた大思想家であったことを発見したのは早稲田大学の田中王堂であった。しかしこのことは報徳屋さん達に受け容れられることなく闇に葬られてしまった。
 尊徳は、知識は本にも文書にもできる、しかし知恵はそれができないと考えた。
 『筆を以てこれを文書にするということは水を氷にするようなものである。氷になった水は水の用をなさない。これを暖めて水に戻さぬと水の役をしない。註釈書というものは水が氷柱になったようなものだからこれを読んでも何もわかるものではない』
と、実にうまい例をひいて知恵と知識の相違と関係を明らかにしている。
 釈迦は文字を知らなかった。彼の知恵から出る言葉は『如是我聞』として印欧語のサンスクリット或いは、パリー語で書かれたのであった。即ち釈迦の知恵は水が氷になったように性格が変わってしまったのである。
 このお経を読んでいろいろと註釈したので、寺の中で仏像は祀っているが、その教義は一神教の迷信になってしまい、そのために宗派が多く出て宗教学者がわけもわからずに混乱している。




    第二章 歴史と文明の原点と構造



    (一)人体は歴史と文明の集結体

 この世のこと全ては関係の相互作用によって出現する現象である。単独で固定して、存在するものは実在しない。故に、個人主義とか、自由主義とかいうものはあり得ない幻想である。
 主権というものは、国家という権力構造に隨伴して現われるものであって、国家以外のところに存在するものではない。従って国民主権というものは知恵から生まれ出たものではない。それは人工語の知識がつくり出した妄語である。故に当世の金科玉条とされている民主主義というものは迷信がつくり出したものであり、この世に存在できるものではない。
 百億年とも、百五十億年とも、いわれるビッグバンに始まった宇宙史は全くの自然現象で、そのころは神も、人も、生命も、心も、なかった。その主役は核融合による光と熱の太陽であった。
 五十億年とかいわれる地球史も全くの自然現象で、その主役は、土と、水と、空気でこのころには神も、人も、生命も、心も、どこにも存在しなかった。
 三十五億年の昔、宇宙史と地球史の自然現象の相互作用によって、地球に生命が誕生した。この生命は、自己の生命を維持存続するために宇宙と地球の自然現象に抵抗反逆をなした。それをより効果的にするために生命の進化が始まった。それから三十五億年、進化に進化を続けて人体にまで進化し、進歩した。人体はこの世に存在する最高の形態物体である。
 人体には、アインシュタインも、ニールス・ボーアも、ハイゼンベルグも、湯川秀樹も、朝永振一郎も、第二次大戦後現われた遺伝子工学も、すべての最近の自然現象の原理が働いているのである。
 人体こそ、宇宙の精、地球の華であり、あの世にもこの世にもこれ以上のものはない。天国も地獄も無学な愚人の夢幻であった。


 あ、ゴメンナサイ。立ち読み部分はここで終わりなんです。ここまで読んで下さって有りがとうございます。
 このあともっと面白くなりますから買っていただけるとすごく嬉しいです。 

















 あとがき

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 著者プロフィール

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本の誕生秘話

 『心のオシャレしませんか』の“発刊秘話”で書いた坂口三郎先生の著書『現代文明の解剖』を金沢のK氏から手渡された。読み進むうち、『単細胞的思考』とは別の感動に掴まえられた。巻末に「こんな昔にここまで的確に時評を書いていた人がいるとは……」と嘆息まじりに野坂昭如氏が選評している週刊文春記事コピーが挟まれているのを見て矢も盾もたまらずK氏に電話で著者に会いたい旨を懇願した。
 紹介されて、復刻版の出版希望を述べる私に坂口先生は鷹揚に「それは嬉しいねー。しかし、その前に、いま書きためている原稿が4本ある。そいつからやってもらえんかなー」直ちにそれは本になった。うち1本は『世界学の哲学』と銘打って都営地下鉄全線の中吊り広告や、読売の全国版等と宣伝に全力疾走したが、結果は惨憺だった。今度こその思いをこめて先生にこの本の原稿をもらった。ただ、これの打ち合わせの頃から先生の体調が目に見えて不調になった。先生が帰らぬ人となったのは発刊後半年あまりたった頃のことである。合掌























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 読者感想文

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