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北朝鮮来襲!!その時自衛隊は??
戦慄のドキュメント!!いま白日の下に
1996年3月23日、我が国の日本海警備体制は完全に崩壊した!!
問題はどこにあったのか。韓国の防衛姿勢と比較しつつ、我が国防衛政策が抱える問題点を鋭く指摘した迫真の書
今回の侵入事件でもしゲリラが上陸したら、前述のように普通科連隊が出動を命じられただろう。部隊は、工作員を迎撃する陣地に配属される。だがこのとき、ある隊員が恐怖に駆られて逃亡することはあり得る。
この隊員を笑ってはいけない。戦後五十余年、敵に向かって実弾を一発も撃ったことのない陸上自衛官が、死を恐れぬ北の特攻ゲリラを恐れるのは当然である。恐怖に戦くのは、人間として自然である。

前書き 目次 あとがき

本文70% 本の誕生秘話 感想BBS 著者profile
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田中賀朗著





北朝鮮と自衛隊


日本海領海警備の攻防戦




明窓出版



















推薦の言葉
●●●●●推薦の言葉の中身●●●●●

































はじめに


最近、憲法第九条問題が話題となっている。先の自民党総裁選挙でも、また民主党代表選挙でも、この問題が争点の一つとなった。大体、四つの意見に分類できそうだ。
第一は、憲法上、自衛隊の存在そのものをはっきりと認め、集団自衛権も認めるという見解である。ただし交戦権は認めないとする。自由党の小沢一郎党首の意見である。自民党の山崎全総務会長の意見も同じようなものと思える。
第二は、自衛隊では国は守れないという最終的認識の下で、陸海空三自衛隊を陸海空の三軍に改編せよとする見解である。民主党の鳩山幹事長代理(肩書は選挙前のもの。以下同じ)の意見である。

























目次




目次

はじめに……10

第一章北朝鮮工作組織の概要

北朝鮮の特殊部隊……20
人民武力省総参謀部偵察局@……23
人民武力省総参謀部偵察局A……26
朝鮮労働党中央委員会「対南作戦担当」書記指導の作戦部@……29
朝鮮労働党中央委員会「対南作戦担当」書記指導の作戦部A……33
朝鮮労働党中央委員会「対南作戦担当」書記指導の作戦部B……36
第二章一九九六年九月の小型潜水艦座礁・工作員緊急上陸
事件
事件の発生……40
北朝鮮工作員の大捜索作戦開始……43
大捜索作戦継続……46
李クァンス、自供を開始……49
大捜索作戦続行……53
侵入目的……56
大捜索作戦続く……59
捜索作戦終了。北朝鮮、正式に謝罪……62

第三章一九九八年六月の束草沖潜水艦侵入事件
事件の発生……66
潜水艇の調査始まる。侵入目的は秘密ポストの設置……69
七月に再び事件発生。韓国政府、国内の責任者を厳しく処罰……72

第四章一九九八年一二月の南部海域への北朝鮮高速半潜水
艇侵入事件
事件の発生……76
両事件に見られる日韓両国国防姿勢の違い……79

第五章一九六八年一月の大統領官邸襲撃未遂事件
事件の発生……83
捕虜の自供……86
ゲリラ討伐と終了……89

第六章一九六八年一一月の韓国東海岸へのゲリラ上陸侵入
事件
事件の発生……93
趙応陽中尉の自供……96
北朝鮮の大規模ゲリラ工作は失敗……99

第七章韓国の毅然たる国防姿勢
太陽(包容)政策@……103
太陽(包容)政策A……106
太陽(包容)政策B……109
北朝鮮に対する武力による抑止政策@……114
北朝鮮に対する武力による抑止政策A……118
北朝鮮に対する武力による抑止政策B……121
北朝鮮に対する武力による抑止政策C……124

第八章一九九九年三月の北朝鮮工作船日本海侵入事件
不審電波傍受……129
A3五桁乱数暗号……132
自衛隊出動@……135
自衛隊出動A……138
海上保安庁、不審船の船名確認……142
海上保安庁出動@……145
海上保安庁出動A……148
海上保安庁出動B……152
海上保安庁出動C……155
海上保安庁出動D……158
政府の対応@……161
政府の対応A……164
海上自衛隊の海上警備行動@……168
海上自衛隊の海上警備行動A……171
海上自衛隊の海上警備行動B……174
日本政府、追跡作戦を完全中止……177
北朝鮮工作船の侵入目的……181
北朝鮮工作船侵入事件に見られたわが国の防衛・警備上の問題点……184

第九章わが国自衛隊の抱える問題点
その@……188
そのA……191
そのB……194
第十章戦えない自衛隊をどうしたらいいのか
領海警備体制強化のみでは意味はない……198
平和主義は理想論である……201

第十一章日本再軍備についての提案
自衛隊は、アメリカの傭兵の感がある……206
政府首脳は、自衛隊を信用していない……209
海軍を主体とせよ……214
徴兵制を導入すべきである……217
過去の歴史反省の必要……221

むすび……225


























第一章北朝鮮工作組織の概要



★ 北朝鮮の特殊部隊
「特別任務部隊」(特殊部隊)という言葉は、敵部隊の後方攪乱、敵の戦略目標(軍事基地、港湾、空港、鉄道、工場、発電所、橋梁など)の破壊、要人の誘拐・暗殺、軍事情報の暴力的収集等の特殊な軍事任務を遂行するために、一般部隊と異なる指揮統制下に置かれ、特別な訓練を受けている北朝鮮のエリート部隊を指すために、一九七〇年代の末から八〇年代の初めにかけてアメリカによって創られたと言われている。
こういう特殊部隊は、別に北朝鮮特有のものではない。この言葉が根づくまでは「レインジャー」とか「コマンドゥ」という呼び名で一般部隊と区別されていた。アメリカ軍でもレインジャー部隊というのが一般的に使われていた。それが、アメリカが北朝鮮について特に新しい単語を創設したあとは、一般部隊と異なる特別任務を遂行する部隊を表すために、この言葉は、どの國でも使われるようになった。旧ソ連軍でも一九八〇年代に入って「スペツナツ」(「特別任務」を表すロシア語)という部隊の存在が明らかになっている。
アメリカがわざわざ新しい単語を創りだしたのも、北朝鮮のこの種の部隊が他国に例を見ないほど大規模で、かつ組織・任務が複雑多岐に渡っているからである。
事実、北朝鮮の特殊部隊は、その数約十万名といわれている。英国の戦略研究所の発行するミリタリー・バランス(一九九五│九六年)によると、朝鮮人民軍の総兵力は百十万名程度だから、実におよそ十分の一が特殊部隊所属ということになる。
本当だとすれば、この割合はとてつもなく大きい。たとえば米軍の特殊部隊である米統合特殊作戦軍(陸海空三軍の統合部隊。司令部はフロリダ州マクディル空軍基地)の総兵力は三万名程度、総兵力のせいぜい数パーセントに過ぎない。旧ソ連軍のスペツナツも二〜三万名、総兵力の一パーセント程度かそれ以下であった。
また北朝鮮の特殊部隊の組織は、他国のそれに比べてはるかに複雑多岐である。大体、軍関係の特殊部隊の組織が複雑なのに加えて、軍以外に北朝鮮政権党の朝鮮労働党も特殊部隊を持っている。政党が特殊部隊を持つなど、北朝鮮以外ではちょっと見られまい。
軍関係は、次の五つの組織に分かれる(出典は、『NORTHKOREANSPECIALFORCES』NAVALINSTITUTEPRESSANNAPOLIS.MARYLAND。一九九〇年に韓国に亡命した李徳男上士の証言、その他)。
@人民武力省(国防省)の下部組織である総参謀部に従属する軽歩兵訓練教導局(以前は第八特殊軍団と呼ばれていた)が直接指揮する特殊部隊(兵力約三万一千五百名)
A本属はこの軽歩兵訓練教導局だが、休戦ライン沿いに配置されている四つの軍団に出
向派遣されている特殊部隊(兵力は約一万一千五百名)
B北朝鮮の一〇個軍団直属の師団・旅団等が保持する特殊部隊(兵力約三万八千五百名)
C北朝鮮海軍所属の特殊部隊(兵力約七千名)
D総参謀部所属の偵察局が指揮する特殊部隊(兵力約四千八百名)
これら軍関係の特殊部隊のほかに、朝鮮労働党は、その中央委員会に「対南作戦担当」
書記を置き、次の特殊作戦部署を指揮させている(兵力は、全部で数千名)。
@社会文化部(専ら韓国内に朝鮮労働党の細胞を獲得するための非合法活動を行う)
A対外情報調査部(主として国際的謀略活動を行う。一九八七年一一月のラングーン沖
大韓航空機爆破事件の犯人とされている蜂谷真由美こと金賢姫はここの工作員だった)
B作戦部(韓国、日本への謀略、工作員侵入・引き上げを担当する)
C統一戦線部(北の思惑どおりに朝鮮半島統一を実現するために、韓国の政治、経済、
教育、宗教各界に影響力を及ぼすことを任務とする)
もちろんこれら党の部署に所属する工作員がすべて軍人ということではないのだろうが、彼らの多くは軍の特殊部隊員と同じような訓練を受けているから、彼らを北朝鮮の特殊部隊の範疇に入れるのは当然と思われる。これら軍・党関係の特殊部隊の中で特にわが国の防衛・警備に関係深いのが、軍関係では偵察局、党関係では作戦部である。以下、説明する。まず偵察局から見ていこう。

★ 人民武力省総参謀部偵察局@
北朝鮮の特殊部隊の兵力が総兵力の約十分の一を占めていることは、朝鮮人民軍の置かれた環境を見れば理解できる。確かに朝鮮人民軍は兵員数では韓国軍を上回るが、訓練の質や装備の質では圧倒的に韓国軍に劣っている。それに韓国には「戦う遺伝子」に満ちあ溢れた米軍が駐留している。在韓米軍、韓国軍と朝鮮人民軍の総合戦力とを比較した場合、相撲で言えば、横綱と三段目程度の差がある。現状で北朝鮮が韓国に脅威を及ぼせる戦力は、テポドン(開発中)とノドンとスカッド・ミサイルくらいだろう。
だから万一朝鮮半島で戦争が始まったら(北朝鮮がいまのような孤立化・瀬戸際政策を続けていく限り、五〜十年後に開戦の可能性があると考える)、北朝鮮としてはまずスカッド・ミサイルでソウルや仁川を攻撃して、とにかく韓国経済にダメージを与え、更に前述の軽歩兵訓練教導局や軍団直属の特殊部隊(空挺)を小型木製機An12に搭乗させてソウル市後方に降下させたり、海軍特殊部隊をホーバークラフトに乗せて沿岸に上陸させ、米・韓軍の後方・側面を襲うという奇襲作戦しか手はない。そのためには大規模な特殊部隊が

あ、ゴメンナサイ。立ち読み部分はここで終わりなんです。ここまで読んで下さって有りがとうございます。
このあともっと面白くなりますから買っていただけるとすごく嬉しいです。
















むすび


三月の事件は、自衛隊が実戦の役に立たないことを教えてくれた。護衛艦が北朝鮮工作船を日本領海から「追い出した」のではない。工作船が領海から「出ていってくれた」と見るべきである。
「過去の歴史は反省しない」という考え方と「その代わり憲法は改正しない。堂々たる再軍備もしない」という考え方の妥協の産物である自衛隊では、いざというとき国は守れない。こんないい加減な防衛体制をいつまでも維持していたら、日本は、やがて力をつけてくる中国やアジアの諸国そして、世界各国に馬鹿にされるだろう後略





















本の誕生秘話

週刊大衆の記者さんと知り合った。数日して「ちょっとやばい内容かもしれませんがけっこう売れると思いますよ。著者はもと自衛官で、諜報関係部門にいた人だから」どんな本かと思ったら、北朝鮮についての本だそうだ。「そいつはおもろいやんけー」ま、読んでみましょう。すぐに原稿を送ってもらった。何本かの手持ち企画をさておいて、まずは読んでみた。「うーん、ちょっとやばいかなー」一瞬そう思った。しかし、この程度(どんな程度かな?)のことでびびっちゃ男がすたるとばかりに踏み切った。
赤入れしたものに著者の了解もとった。スタッフに校正うちを指示し、一見順調に進んでいるかに見えた。突然スタッフ全員(といっても3人)から「こんな危険な本を出版して、工作員からテロ行為を受けたらどうすればいいのでしょうか、怖くて仕事を続けられません」顔を見たらまじ真剣だ。困った!とはいえ、ここで引き下がっては………………。やっぱり困った。ふと閃いた。自宅に去年読んだ、脱北者が書いた本の上下巻があったっけ。これだ!と思い、それを手に彼女たちを説得した。「この本は2年ほど前に発刊されたものだ。相当に話題になりベストセラーズにもなったが、何の問題もなかった」。疑わしげな顔をしていたが一晩かかってほぼ読んだあと、きまり悪げにパソコンに向かっている。ブーイングは解けたようだ。その本に比べてたいしたことがない内容だったせいか、売れ方もたいしたことはない。ただ、ロングがかった売れ方はしている。























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